企業にとって永遠の課題でもある「優秀な人材の育成」。より多くの社員に、会社を担っていける人材に成長してほしいと考える経営者の方も多いでしょう。

実は今、多くの企業で「リーダーシップ研修」を取り入れる動きが広まっています。会社を担うリーダーとしてのスキルや経験、考え方を学べるリーダーシップ研修とは具体的にどんなものなのでしょうか？そこで今回は、リーダーシップ研修を開催する目的や期待できる効果、詳しい内容などを紹介します。

１．リーダーシップ研修とは

リーダーシップ研修とは、企業の中でリーダーシップを発揮してほしい人材や会社を担っていってほしい人材に対して行われる研修のことです。

管理職をはじめ、人の上に立つような役職になってくると、通常業務に加えて社員のモチベーションを高める発言や動き、振る舞いなどが求められます。リーダーシップを発揮して会社を引っ張っていける人材になるために必要なスキルや経験、考え方などを学ぶ場所がリーダーシップ研修です。

リーダーシップ研修の対象者は？

リーダーシップ研修の主な対象者は、経営者や幹部候補、管理職、次世代のリーダー候補、さらにはアルバイトやパートなども含まれます。

会社の中で最もリーダーシップを発揮する必要があるのは、経営者や幹部・管理職でしょう。しかし、本来リーダーシップとはアルバイトやパート含め働く人材すべてが対象です。

勘違いしやすい部分ですが、リーダーとリーダーシップの意味は異なります。リーダーは「役職」なのに対し、リーダーシップとは「周りを導ける能力を持つこと」。リーダーシップの「シップ」は、船の先頭に経って周りを導く方法を指します。

つまり、周りを導く行動を起こすことがリーダーシップであり、リーダー＝リーダーシップではないのです。

ちなみに、リーダーシップという言葉は昔から使われていますが、日本で浸透しはじめたのはアメリカから持ち込まれた影響。アメリカのハーバードのビジネススクールではリーダーシップを教科として教えており、その考え方や行動が浸透し、重視されています。

リーダーシップ研修が注目されている理由

リーダーシップ研修が注目されている理由は、企業にとって欲しい人材が「自分で気付き、自分で考えて挑戦できる人」であるから。そういった人材がたくさん在籍していれば、会社が活性化し、より発展が期待できるでしょう。

とはいえ、リーダーシップがある＝「周囲をグイグイ引っ張って行けるような押しの強い人」ではありません。昭和はそのような価値観でも周囲を引っ張って行けたかもしれませんが、令和は価値観の多様化が顕著になっています。

今の時代や価値観に合った新しいリーダシップを学べるのが、リーダーシップ研修なのです。

２．リーダーシップ研修の目的

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リーダーシップ研修を行う最大の目的は、社内にリーダシップを持った人材を作ることです。

リーダーシップ研修と聞くとマネージャー研修をイメージしがちですが、会社を変えていくならまずトップから意識を変えていかなければいけません。そのため研修は、経営者や役員・幹部も対象です。

効果的にリーダーシップ研修を行うなら、まずはリーダーシップについて知ることが重要に。リーダーシップにおいても最も大切なのは、スキルではなく思いやりです。 もちろんスキルや経験も必要です。

しかし、リーダーシップ研修の目的は、人の気持ちに寄り添える心や、考え方を培うことにあります。先述した通り、リーダー＝リーダーシップではありません。 アルバイトでも若手社員でも管理職でも経営者でも、どんな人材でも培える心や考え方こそが、リーダーシップなのです。

アルバイトでもリーダーシップは発揮できる

これは弊社の研修に参加したあるアルバイトの方のお話です。

リーダーシップ研修参加者の中に、「私は入って間もないアルバイトだから、リーダーシップなんて発揮できません」という方がいました。講師が「みんなが気付いていないけど、なにか自分でもできることがないか探してごらん」と伝えると、その方はあることに気が付きました。

それは、職場の机です。

遅番が使用した机が汚れたままになっていて、朝出勤した早番の方に迷惑が掛かっていたんだそう。そこでその方は、朝少し早く出勤して5分～10分程度机を片付けるように。1週間ほど経過すると、他のアルバイトたちも同様に机の片付けをするようになったそうです。

汚れた机に対し、「遅番の人、ちゃんと片付けてよ！」というのは簡単です。ですがそのアルバイトの方のように、自ら率先して課題を見つけて動くことで、周囲に良い影響を与えることができます。これも立派なリーダーシップです。

３．ジョブマネジメントのリーダーシップ研修について

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ここからは、弊社ジョブマネジメントが行っているリーダーシップ研修について解説していきます。

リーダーシップ研修を行っている企業は多いものの、リーダーシップの意味をしっかりと理解し、実践できている会社は少ないのが現状です。

昭和は、「リーダーシップ＝周りに強い影響を及ぼしてグイグイ引っ張っていくような人材」だったかもしれませんが、多様な価値観が重視される令和のリーダーシップは違います。今の時代や価値観に合ったリーダーシップを学べるかどうかが重要です。

そのため、弊社のリーダーシップ研修では、以下の3つを重視しています。

・人を支援すること
・敬意を持つこと
・信頼関係を構築すること

それぞれ詳しく見ていきましょう。

リーダーシップの心得1：人を支援する

リーダーシップは、我先にと自分を優先するような考えでは発揮できません。

他人の長所を良く理解した上で、良い部分は伸ばし、足りないところは補ってあげる…そんな「人を支援する心」を培うことが重要です。

リーダーシップの心得２：敬意を持つ

人を支援する心を持つと同時に、常に相手へ敬意を払う心を持たなくてはなりません。

リーダーと聞くと、考えを相手に伝えて共感させなくてはいけないイメージがあるかもしれませんが、相手を主役に置いて、その人が歩んできた考え方や価値観を理解し共感してあげる能力も必須です。

ある企業は、少年院から出てきた方を受け入れています。「悪いことをしたから、どうせ仕事もちゃんとやらないだろう」「悪いことをするなんて、そんな奴なんだろう」と決めつけてレッテルを貼ってしまうと、その人はそこから伸びません。

もちろん、犯罪行為を認めるわけではありません。ですが、どうして罪を犯すに至ったのか、どういう人物なのかを受け止めて理解してあげないと、その人は成長しません。3つ目の信頼関係にも繋がってきますが、相手を理解しようと心がけ敬意を持つことで良い関係性が築け、双方に良い効果が生まれるのです。

リーダーシップの心得３：信頼関係を構築する

人を導くのも支援するのも、周囲との信頼関係がなければ上手くいきません。いくら優れた能力を持っていても、一方的に考えを押し付けるような態度をとっていては聞く耳をもってもらえないでしょう。

先述した通り、リーダーという役職に就いていることと、リーダーシップがあることは全くの別物。「無私（私がない、つまり相手のことを考えること）」という言葉があるように、自分中心に考えず常に周囲を思いやる心が大切です。

４．ジョブマネジメントのリーダーシップ研修内容

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弊社のリーダーシップ研修は、まず研修生一人ひとりについて社長にヒアリング（性格、考え方、課題など）をするところからはじまり、最適な指導法を策定します。

研修中は、参加者それぞれに適した指導方法できめ細かにレクチャー。1対多人数というより、一人ひとりにフォーカスした「マンツーマン」の指導が基本で、“伝える”指導を何より心がけています。

レクチャーが終わったら、自分で自分のリーダーシップを振り返るチェックシートを記入してもらいます。そのチェックシートをもとに、1人あたり30分～2時間ほどワンツーマンで対話。意識を変えることが研修最大の目的なので、合格するまで徹底的に話し合います。

研修後は、実際の様子を確認するため、講師が職場をご訪問します。状況に合わせて「会社としてどうケアしていくべきか」「万が一、成果が出ていなければ何が原因か」まで見極めてアドバイスいたします。

のべ2,000社、60,000人！圧倒的経験・実績でサポート

パッケージ化された研修は世の中にたくさんありますが、リーダーシップ研修は意識を変えて行動が変わるところまで見届けないと意味がありません。研修参加者へ寄り添い、意識改革が行われるまで徹底的にサポートできるのが、弊社の研修ならではの強みです。

弊社は事業開始から30年、のべ2,000社、60,000人に指導を行ってまいりました。圧倒的な経験、データ量、実績あるトレーナーの存在を強みとして、一人ひとりの性格的特徴をとらえながら研修を行います。

成果が出なければ、全額返金。2日間の研修で人は変わります

私たちが行っているリーダーシップ研修は、2日間（その後のサポートあり）。その研修とサポートで「社員に変化がない」「成果を実感できない」と感じたならば、全額返金いたします。

それが圧倒的な経験とデータ、豊富な実績のある弊社の自信と覚悟です。

リーダーシップ研修を行っている企業は世の中にたくさんあります。しかし弊社は、どこよりも真剣に社員教育と人材マネジメントに向き合っております。

「自ら考え、役割を理解し、経営者の理想に寄り添い、動く」

そんな人材を「実践リーダーシップ研修」を通して育成しています。事業の現在と未来を担う優秀なリーダーを育成したいなら、ぜひジョブマネジメントにご相談ください。また記事を最後までお読みになった方限定で、1時間のセミナーを無料で開催しています。2022年12月まで受け付けておりますので、組織作りやリーダーの育成にお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。