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優秀な部下が怖い!部下をつぶすリーダー活かすリーダーの違いとは






部下が怖いと感じるとき





自分のポジションを奪われたくないとき





優秀な部下は成長のスピードが速く、いつか自分の肩書や周りからの信頼度を追い越すのではないかと不安になりますよね。特に部下がいいアイデアを出して、作業が進んだ時に自分より優秀だと感じ、追い越されるのではと考えてしまうでしょう。





部下に会社を辞めてほしくない時





向上心が高く優秀な部下は、さらなる挑戦や刺激を求めて転職することがあります。部下が転職したというだけで上司の評価は変わるため、優秀で転職してもおかしくない部下を怖く感じるでしょう。





指示を聞いてくれないとき





優秀な部下の中には、プライドが高く上司の言うことを聞いてくれない人もいます。





そんな部下を持つと、上司は実際正しいことを言っているのに、間違っているように錯覚して強く指導しにくくなります。





無能と思われたくないとき





自分より優秀な部下がいると、教えることが何もないように感じるでしょう。特に部下にミスを指摘されたときには劣等感を感じる上、部下に無能だと思われていないかの不安が部下への恐怖心につながります。





なぜ部下を怖いと感じてしまう?





上司が部下を怖いと思うのは部下と同じ土俵に立ってプレイヤーとして仕事に臨もうとしているからです。松下幸之助いわく、指導者や社長にとって必要なことは、「自分より優れた人を使うことができること」であって、優秀な部下がいるということは本来頼もしいことなのです。自分より部下の方が優秀で評価されるのではないかという怖さは、上司側が自信をなくし、仕事に本気で取り組んでいない証拠でもあります。上司が自分の仕事(マネジメント)に取り組んでいれば、怖く感じることはありません。





私(ジョブマネジメント代表、森谷)も過去に所属していた会社の社長から「なんであなたが役員なのですか?と部下から聞かれたら何と答える?」と聞かれたことがありました。こう答えました。





「あなたより会社のこと愛しているし、よく分かっているし、仕事のことを考えている、スキルを磨こうとしているからだ。」





その一方で、ある会社の執行役員は、新規事業をやってほしいと言われても、あれはできない、この業界ではこんなことムリと固定概念に囚われて挑戦しようとしません。このような保守的で自分のポジションに固執する人は、部下を育てようとしません。その姿を見た部下は、上司の言うことに従わなくなりモチベーションが下がっていきます。





このように自信がなくて、失敗しないようにしよう、部下から言われないようにしようとだけ考えていると部下が怖くなってしまいますが、向上心をもち新しく学んでいたら自信はついてきます。そして上司として主体的にマネジメントに取り組めるようになります。適性に応じて仕事を割り振られた部下は上司に認められている、理解されていると感じ、高いモチベーションで働けます。もし仕事を割り振った結果、部下に抜かれるようであれば、それまでの上司の指導が不十分でコミットしていないことになります。





優秀な部下だからといって怖がらなくていい!上司の役割とは





上司の役割はマネジメント





上司・リーダーは、部下を育てるのが仕事です。プレイヤーとして部下より優秀である必要はありません。つまり上司は部下をマネジメントするのが仕事なのです。具体的には経営理念や事業計画を下に落とし込んで目標管理をすることや、目標に到達するまでの過程で部下とコミュニケーション取っていくこと、会社のルールを部下に伝えて遂行すること、PDCAサイクルの重要性を伝えていくのが上司の仕事です。





部下に対してやってはいけないこと





部下にきつくあたる





小さなことをひどく叱責したり、意見を詰めたりしてはいけません。





部下だけでなく周りの人からも信頼を失います。





つぶそうとする





雑用の押し付け、部下の能力に合わない仕事の押し付け、仕事の詳細を教えないなどはいけません。





上司の仕事であるマネジメントの放棄になり、上司としての評価基準からもずれている





また部下の転職につながり、結局上司としての評価は下がってしまいます。





部下の手柄を取る





上司の指示だとしても実際に作業したのは部下なため、部下たちからの信頼度が落ちます。









優秀な部下と信頼関係を築くには?





「優秀な部下が怖い」と思うのは、大体将来のことを勝手に想像した結果、自信がなくなってしまうからではないでしょうか。上司が将来ではなく現在を直視して、会社や社員のことを考えたら怖くなくなります。上司の中で恐怖心がなくなると、自信が芽生え仕事に挑戦的になります。さらに、周りとの信頼関係もできます。では会社や社員のことを、どう考えたらよいのでしょうか。





チームとして考える





上司と部下の役割の違いを認識することで、上司がすべてできなくてもいいと思えるようになります。その結果、チームワークが強まり、上司と部下の信頼関係も深まります。信頼関係の構築には、それぞれがそれぞれの役割を果たすことが大切です。上司はマネジメントとしての意思決定が求められます。





部下の個性や長所を認める





まずは部下の優秀なスキルや能力が何処にあるのかを見極めて伸ばします。





次に、部下の意見を尊重して活かしていきます。良いと思う部下の意見は、上に対して許可とったり、実際の仕事に反映させたりするといいです。そして、小さな規模でもいいので部下に権限を与えることで、部下の長所が伸ばせて、信頼関係の深いチームになれます。





まとめ





上司と部下ではそもそも仕事の内容が違うこと、上司がやるべきことは優秀な部下の個性を活かした仕事の割り振りだということ、上司が優秀な部下に怯える必要はないことをお伝えしました。ジョブマネジメントではリーダー育成や幹部育成の研修を行っています。また記事を最後までお読みになった方限定で、1時間のセミナーを無料で開催しています。2022年12月まで受け付けておりますので、組織作りやリーダーの育成にお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。


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